溢れる映画偏愛、喰らえ!
来月の4日で38歳になっちまう。
立派なチュウネンである。片仮名で表記するのは、現実にフィルターをかけているということか。
まぁいいや。
実年齢よりも「若干」若く見られるので無問題としよう、ただザーメン発射回数はともかく、チンピク度(まぁ勃起度)が下降気味なのは「そういうものなのだ」と人生の先輩からいわれても、その現実と向き合えない自分が居るのは確かなのだった。
下半身はそんな具合? だが、仕事はまあまあ順調である。
早漏は売りにはならない、しかし速筆は売りになる。
そんなわけで「今日の晩までに」とか「明日の早朝までに」という、書き手の都合やコンディションをまったく考慮していない出版社からの原稿依頼が続々と届く。
それを一本も落とすことなく提出するので、「Aが間に合いそうにないというんだ。代わりに書いてくれる?」なんていうメールまでくるようになった。
まぁ、ほとんどがAV関係の原稿だけれど。
大晦日を終え、格闘技関係の仕事はゼロ状態が続いているが・・・
来月26日、北米の格闘技団体『UFC』が日本に乗り込んでくるため、久し振りに男のハダカで文章を書くことになりそうである。
大晦日の取材もハードだったが、
26日から27日にかけての自分のスケジュールも、なかなかにマゾヒスティックなものになっている。
27日が、米アカデミー賞授賞式にあたるからだ。
興行は夜―というのが、格闘技業界の常識。
『UFCジャパン』も、米国では夜に「生」放送される。時差があるのに「生」ということは、こっちが向こうに合わせなければならないということ。
だから2.26は、なんと午前中から興行がおこなわれる。
日曜の午前中から、さいたまにやってくるほどのMMA好き・・・うーむ、客の入りも少々心配だが、
取材者は大晦日同様、前日入りしなければならない。
宿泊費などを抑えるためにも、当日入りがベストなのだけれどなぁ。
それにしても。
余所の国で開こうが、ウチらの常識でことを進めるぜ―みたいな感覚は、さすが米国である。
日本が逆の立場であったなら、その国の夜に興行時間をセットするはずだから。
興行の終了までをきちんと見届けて、ちかくのマックあたりでチャチャチャとレポートを仕上げる。
帰ってからゆっくり書けば? 今回は、締め切りまでに余裕あるんでしょう?
確かにそうなのだが、「習慣づけ」のために、敢えてそうしているようなところがある。
自宅への帰還は、真夜中だろう。
自慰をして風呂に入れば、数時間後にはオスカー授賞式が始まってしまう。
ここからは仕事ではなく、趣味。
しかし映画についての仕事をもらうことだってあるから、酒呑みながら観るというわけにもいかない。
受賞者の予想が書かれたノートを片手に、4時間を超える番組に集中する。(誰だったか、「絢爛豪華な2時間を、4時間かけてお送りします」と秀逸なジョークをいった俳優さんが居たな)
エッチが出来るのも酒を呑めるのも、受賞結果が出てからとなる。
あぁ忙しい、今年の2月は1日多いとはいっても29日まで、しかも生まれ月だからゆっくりしたいところだが、チャカチャカしなければいけない生活というのは、自分の宿命なのかもしれない。
いいさ、それを楽しもうじゃないか。
映画も格闘技も、自分にとってなくてはならないものなのだから。
※きのう発表された、オスカーノミネーション。
意外や意外、スコセッシの『ヒューゴ』が大健闘している。
(UFCの勝敗もあわせた)自分の予想は、またのちほど。
それにしても・・・
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』の副題はひどいね、日本の配給会社さんよ。
だったら『鉄の女』というメインタイトルにして、ごちゃごちゃ副題をつけなくてもよかったのでは・・・?
【作品賞】
『戦火の馬』
『アーティスト』
『マネーボール』
『ファミリー・ツリー』
『ツリー・オブ・ライフ』
『ミッドナイト・イン・パリ』
『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』
『ヒューゴの不思議な発明』
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
【主演男優賞】
デミアン・ビチル 『明日を継ぐために』
ジョージ・クルーニー 『ファミリー・ツリー』
ジャン・デュジャルダン 『アーティスト』
ゲイリー・オールドマン 『裏切りのサーカス』
ブラッド・ピット 『マネーボール』
【主演女優賞】
グレン・クローズ 『アルバート・ノッブス』
ヴィオラ・デイヴィス 『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』
ルーニー・マーラ 『ドラゴン・タトゥーの女』
メリル・ストリープ 『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
ミシェル・ウィリアムズ 『マリリン 7日間の恋』
【助演男優賞】
ケネス・ブラナー 『マリリン 7日間の恋』
ジョナ・ヒル 『マネーボール』
ニック・ノルティ 『Warrior』
クリストファー・プラマー 『人生はビギナーズ』
マックス・フォン・シドー 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
【助演女優賞】
ベレニス・ベジョ 『アーティスト』
ジェシカ・チャステイン 『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』
メリッサ・マッカーシー 『ブライズメイズ』
ジャネット・マクティア 『アルバート・ノッブス』
オクタヴィア・スペンサー 『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』
【監督賞】
ミシェル・アザナヴィシウス 『アーティスト』
アレクサンダー・ペイン 『ファミリー・ツリー』
マーティン・スコセッシ 『ヒューゴの不思議な発明』
ウディ・アレン 『ミッドナイト・イン・パリ』
テレンス・マリック 『ツリー・オブ・ライフ』
【オリジナル脚本賞】
『アーティスト』
『ブライズメイズ』
『マージン・コール』
『ミッドナイト・イン・パリ』
『別離』
【脚色賞】
『ファミリー・ツリー』
『ヒューゴの不思議な発明』
『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』
『マネーボール』
『裏切りのサーカス』
【外国語映画賞】
『Bullhead』(ベルギー)
『Footnote』(イスラエル)
『In Darkness』(ポーランド)
『Monsieur Lazhar』(カナダ)
『別離』(イラン)
【長編アニメーション賞】
『パリ猫の生き方』
『Chico & Rita』
『カンフー・パンダ2』
『長ぐつをはいたネコ』
『ランゴ』
【撮影賞】
『アーティスト』
『ドラゴン・タトゥーの女』
『ヒューゴの不思議な発明』
『ツリー・オブ・ライフ』
『戦火の馬』
【編集賞】
『アーティスト』
『ファミリー・ツリー』
『ドラゴン・タトゥーの女』
『ヒューゴの不思議な発明』
『マネーボール』
【美術賞】
『アーティスト』
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
『ヒューゴの不思議な発明』
『ミッドナイト・イン・パリ』
『戦火の馬』
【衣装デザイン賞】
『Anonymous』
『アーティスト』
『ヒューゴの不思議な発明』
『ジェーン・エア』
『W.E.』
【メイクアップ賞】
『アルバート・ノッブス』
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
【作曲賞】
『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』
『アーティスト』
『ヒューゴの不思議な発明』
『裏切りのサーカス』
『戦火の馬』
【歌曲賞】
"Man or Muppet" 『The Muppets』
"Real in Rio" 『ブルー 初めての空へ』
【音響調整賞】
『ドラゴン・タトゥーの女』
『ヒューゴの不思議な発明』
『マネーボール』
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
『戦火の馬』
【音響編集賞】
『ドライヴ』
『ドラゴン・タトゥーの女』
『ヒューゴの不思議な発明』
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
『戦火の馬』
【視覚効果賞】
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
『ヒューゴの不思議な発明』
『リアル・スティール』
『猿の惑星:創世記』
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
【長編ドキュメンタリー賞】
『Hell and Back Again』
『If a Tree Falls: A Story of the Earth Liberation Front』
『Paradise Lost 3: Purgatory』
『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』
『Undefeated』
【短編ドキュメンタリー賞】
『The Barber of Birmingham: Foot Soldier of the Civil Rights Movement』
『God Is the Bigger Elvis』
『Incident in New Baghdad』
『Saving Face』
『津波そして桜』
【短編アニメ賞】
『Dimanche』
『The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore』
『La Luna』
『A Morning Stroll』
『Wild Life』
【短編実写賞】
『Pentecost』
『Raju』
『The Shore』
『Tuba Atlantic』
※ヒューゴ、予告編
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オールタイムベスト100の21位〜30位を更新、
3月1日よりの連日更新サイト『Cape Fear、in JAPAN』
カフェでのコラムを完全保存『macky's hole』
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【明日のコラムは…】
『最後の映像詩人、が死んだ―追悼、アンゲロプロス』
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