2012年5月4日金曜日

J-NewYork アメリカ旅行記


by Hironobu Hamada in New York, 8.18.2000

アメリカでどの州にも属さないアメリカ合衆国の首都が、ここワシン トンD.C.である。ワシントンD.C.は連邦政府の首都としての機能しか なく、面積も非常に小さい。東京の一つの区程度の広さだと思われる。 実際のところ、中心部は政府関係の建物が多く、産業がないため、人口 もそれほど多くない。

しかしながら、ワシントンD.C.には見所が多いため、訪れる人は非常 に多い。中でもスミソニアンは世界的に有名で、航空宇宙博物館、自然 史博物館、歴史博物館、ナショナルギャラリーなどがすべて無料で入場 することができる。これらの博物館、美術館はすべて近接しているため、 見学する場合、非常に便利である。その中で、私のおすすめはまず第一 にナショナルギャラリーである。あまり知られていないが、実はナショ ナルギャラリーはニューヨークのメトロポリタン美術館以上にペインテ ィングのコレクションは充実している。これらすべてのコレクションは なんと、寄付であるらしい。このあたりがアメリカらしいところである が、つまり、アメリカ政府は美術館を維持するためにお金を出している が、コレクションを集めるために、$1もお金を出していないのである。

そのようなワシントンD.C.に私は先週友人と行ってきた。実はもう何度 も行っているのであるが、まだD.C.に一度も行ったことがない友人のリ クエストに応じて行くことになったのである。


どのように並列オンにする

ニューヨークからD.C.まで飛行機だとフライトは1時間、鉄道だと3〜 4時間、車だと4時間ほどである。私は、今回も車で訪れた。これが ちょっとした悲劇につながるとはこの時は全く予測していなかったが!

まず、訪れたのは、国会議事堂(U.S. Capitol)。ニューヨークのシン ボルは自由の女神かワールドトレードセンタービルであるが、D.C.のシ ンボルはこのキャピトルである。それゆえ、何度も映画の舞台にもなって いる。キャピトルは誰でも中を見学できるようになっているが、人数に 制限があるため、列に並んで順番を待つ必要がある。そこで、友人と私 は列に並ぶことにしたが、見てみると、すごい人である。アメリカ人は このようなすごい列であっても、平気で並ぶ人が多い。まあ、のんびり していると言えばそれまでだが、友人と私は並ぶのをやめ、キャピトル はギブアップした。実は、私は以前にここを訪れた時に、キャピトルの 中を見学しており、その時の感想を言えば、中を見る価値は十分あると 思う。House(下院)、Senate(上院)両方を見学することができ、議 員控え室などを見ることもできる。

その後私達が訪れたのは、議会図書館(Library of Congress)、最高 裁判所(U.S. Supreme Court)であり、その後、キャピトル・ヒル (キャピトルのある地域の名称)を後にして、D.C.で最もおしゃれな 地域である、ジョージタウンに向かった。


カール·ローレンツは、シドニー大学、オーストラリアで教えた

ジョージタウンは、ジョージタウン大学の学生街なのであるが、学生街 であるだけにおしゃれで、雰囲気のいいレストランやカフェが多い。 また、バーなどが多く、おすすめのスポットである。実際、D.C.を訪 れた私の友人の中で、このジョージタウンが嫌いな人はいない。

夜の8時を回っていたこともあって、そこで軽く食事をして、近くの ホテルにチェックインした。その日の夜は、結局、そのままジョージ タウンでジャズを聴き、その後バーやダンスクラブを数件わたり歩いて すごした。

そんななか、翌日にスミソニアン、ホワイトハウス、リンカーンメモリ アルなどを訪れたが、車をパーキングにとめて、ほとんど歩いて回った。 D.C.は何と言っても歩くことをおすすめする。D.C.のど真ん中のキャピトル からリンカーンメモリアルまでが巨大な公園になっていて、歩くには絶好 の場所だからである。環境もよく、静かで雰囲気はニューヨークとは全く 異なる。その他に、私が以前に来たときによかったスポットして、 大使館通りがある。ここは、文字通り各国の大使館が集まっているところ なのであるが、場所は北西のデュポン・サークルと呼ばれるサークルの 北西のMassachusetts Ave.周辺である。


なる唐

1日D.C.を歩いて、"さあ、それじゃあそろそろニューヨークに帰ろうか" と言って、車に戻ってみると、なんと車がない!!これが、先ほど言った "悲劇"である。確かに十分なクオーター(25c硬貨)を入れたはずだが、 よく見ると、その時間帯は"No Standing"、つまり、駐停車禁止の時間帯 であった。アメリカは、日本のように朝から晩まで、24時間駐車禁止と いうのはめずらしく、時間帯で駐車禁止であったり、駐車できたりする。 その時間帯は夕方のラッシュアワーで、駐停車禁止の時間帯だったので ある。

ここで、ついでにアメリカでのパーキング事情について説明しておくと、 アメリカは駐車禁止については非常に厳しい。ポリスは違反を見つけると その場でチケットを切り、日本のようにタイヤにチョークで印をつけて、 30分待つといったことはない。しかしながら、それだと厳しすぎるので、 時間帯によって駐車できたりするのである。逆に言えば、非常にわかり やすく、日本のように本音と建前があって、市内はオール駐車禁止で あるが、警察がそのほとんどを黙認しているといったことはない。この あたりが日本とアメリカの文化の違いであろうか。

罰金は、レッカー代$75、違反$50のトータル$125である。 そのような軽い"悲劇"にあったものの1泊2日でD.C.を満喫することは できた。私のおすすめは、


1)スミソニアン(ナショナルギャラリー、航空宇宙博物館、ホロコースト博物館)
2)ジョージタウン(特に、夜遊ぶ場合。ディナー、バーなど。)
3)キャピトル
4)リンカーンメモリアルとその周辺
5)議員図書館
6)大使館どおり
7)ホワイトハウス
8)地下鉄(これはNYの地下鉄と違って非常に静かなので一度トライする価値は あり。)

逆に、おすすめではないスポットは、

1)スミソニアン以外のダウンタウン。チャイナタウンあたり(この周辺は 治安が悪いので、注意が必要である。ちなみに、D.C.の治安の悪さはニュー ヨーク以上。)
2)スミソニアン(アメリカ歴史博物館、自然史博物館)
3)アーリントン
4)ペンタゴン
5)FBI

あたりである。ついでに、私のモデルコースを紹介しておくと、1泊2日で 初日にキャピトル周辺を見学。その後、ジョージタウンを歩く。そして、ディナー もジョージタウンで食べ、そのまま、ジョージタウン周辺のホテルに泊まる。 夜は、ジョージタウンでジャズを聴き、バーで飲み、さらにエナジーが あればダンスクラブで踊りまくる。そして、翌日に、スミソニアン、ホワイトハウス、 リンカーンメモリアルなどを見学。

機会があれば、ぜひ一度D.C.を訪れてみましょう。

*DC 写真館

キャピトル、議員図書館、スミソニアン、ホワイトハウス、ジョージタウン、 リンカーンメモリアルなどの写真を公開しています。 ぜひ、チェックしてみてください。

*ナショナル・ギャラリー



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